建築撮影について
建築写真の世界では、単に建物を記録するのではなく、その本質を捉え、独自の視点で表現することが求められます。
撮影に臨む際、私はまず建築物の全体像を把握し、光の移り変わりを観察することから始めます。時間帯によって変化する光と影が、建築物に新たな表情を与えるからです。
そして、どの瞬間を、どの角度から切り取るかを決定します。最適なカメラとレンズを選び、じっくりと時間をかけて、その空間に込められた意図を読み解いていきます。
建築物は三次元ですが、写真は二次元の世界です。レンズを通して見る建築物は、肉眼で見るものとは異なる表情を見せます。そのギャップを理解し、レンズを通した表現を意識することで、建築物の魅力を最大限に引き出す構図を見つけ出すことができるのです。
撮影機材
建築写真における表現の幅を広げるため、多種多様な機材を駆使しています。
高画素デジタルカメラを軸に、シフトレンズや超広角レンズ、広角レンズ、標準レンズなど、レンズを使い分けることで、パースペクティブを自在にコントロールし、撮影者の意図を的確に反映させます。
フォトブック
撮影した建築写真の魅力を最大限に引き出す、高品質なフォトブック制作も承っております。
プロフェッショナル向けの外部サービスと提携し、厳選された素材と製本技術を用いることで、細部にまでこだわった、永く愛される一冊をお届けします。
建築の美しさを、写真だけでなく、手触りや質感といった五感を通して感じていただける、特別なフォトブックを制作いたします。
ドローン
建築写真の可能性を広げるために、ドローンを活用した空撮も承っております。
従来の撮影手法では、困難であった建物の全容を捉える鳥瞰映像も、ドローン技術によって容易に実現できるようになりました。
大型クレーン車を使用した場合と同様のアングルはもちろん、クレーン車ではアクセスできなかった真上からの俯瞰や、さらに高い視点からの撮影も可能です。
ドローンによる撮影から画像編集まで、建築写真家自身が責任を持って担当することで、空撮においても建築写真に特化した、質の高い作品を提供いたします。
